「病は気から」や「太る原因は食べ過ぎることにある」など、昔から広く言われている健康常識という物がいくつかありますが、中には厳密にいうと正しくないようなものもあると指摘されています。
ここではそんな古くからあり正しいと認識されがちな健康常識の中で、実は正しくないとされる5つの事について挙げていきたいと思います。
目次
間違った健康常識その①「病は気から」
往年に渡りずっと言われてきたのがこの「病は気から」という事です。
この中にある「気」に関してですが、これは「気の持ちよう」だとか「気合い」「根性」など、なんとなく精神的な問題というように捉えているような方も多いのではないでしょうか?
実際医学的に言わるこの「気」というのは、自律神経の事を指しており、これが上手く機能しているかどうかが問題です。
つまり「病は気から」というのは一応合ってはいるものの、病を気合いや根性といったもので乗り切れるという事ではありません。
間違った健康常識その②「食べ過ぎは太る原因である」
これに関してはカロリーを過剰に摂取しても、自律神経がきちんと働いていれば代謝系のホルモンも働くので、食べる量はさほど問題ではないと言われています。
逆に食べ過ぎていなくても、自律神経系・ホルモン系の働きが十分でない場合は太りやすくなるので、食べる量云々よりも根本的な問題としては自律神経系やホルモン系が活性化しているかどうかが問題です。
考えてもみれば確かにいくら食べても太らないという人もいれば、食事を控えめにするように努力していても何かと太りがちな人もいるので、食事の量が極端に多いという訳でなければ、摂取カロリーが多少多いか少ないかという事は、太る原因とは厳密にはあまり関係してこないというのも納得です。
またカロリー消費以外にも太る要因としてあるのが、実は疲れているかどうかという事で、疲れていれば太り身体がむくんでしまいます。
このことから太らないようにするためには、睡眠を十分にとって疲労を取り除くようにしたり、頭の体操(別ページに記事作成予定)により脳の血行を良くしたりするのが有効的です。
間違った健康常識その③「運動は健康によい」
これは運動の度合いによります。
例えばプロのアスリートが行うような厳しいトレーニングを毎日するとなると、体に負荷がかかりすぎたり老化の原因になり、健康的に良いとは言えません。
極端に運動不足というのであれば、軽い程度の運動によって健康的な効果を得られますが、それよりも十分に睡眠をとって疲れを癒すのが重要なようです。
間違った健康常識その④「エアコンは体に悪い」
エアコンも決して体を悪くするというものではなく、これにより自律神経にとって最適な温度(18~22℃)に整えることで活動しやすくなり、仕事による作業効率を上げることが出来ます。
また睡眠時においても20℃前後に調節することで、脳を最大限休ませることが出来るのです。
間違った健康常識その⑤「冷え性はお風呂で温めて対策する」
冷え性の原因は腎臓の慢性炎症です。
この状態でお風呂に入れば、入浴によって新陳代謝が促され老廃物を処理する際に腎臓に過剰に負荷がかかります。
この時腎臓に過剰に負荷をかけさせない様に、自律神経が全身の末しょう神経を緩めて熱を放散させようとすることから、体幹こそ暖かくなるものの手足などの部分においては冷たくなります。
このことから余計に冷えが強くなり、入浴後にすぐ寝付けなければ冷えで眠ることが出来ないという事も起こりえます。
ちなみに冷え性対策としては、背中の肩甲骨の下の部分にあたる腎臓部を保冷剤で30秒~1分間程度冷やすという方法があります。
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