格安で独自ドメインの取得ができることで人気の「お名前.com」。
このお名前.comですが、最初の設定で「whois情報公開代行」を無料に設定していなければ、なんとwhois情報公開代行サービスが有料(毎年980円)になってしまいます。
ここではそれに対する対策や、それを無料にするための方法についてご紹介していきます。
目次
whois情報公開代行サービスって何?
独自ドメインを取得した際は、本来であればそのドメインの所有者の住所や氏名などの個人情報情報を公開しなければなりませんが、「whois情報公開代行サービス」を利用することにより、こうした個人情報を公開させることなく独自ドメインを利用することができます。
それでお名前.comでも一応whois情報公開代行サービスはあるのですが、最初にドメインを取得する際に無料でこれを使えるようにしていなかれば、なんとこのサービスを使うには毎年980円を支払わなければならなくなるのです。
お名前.comで初めてドメインを取得するというような方であれば、これを知っていないと本来無料で使えるはずのwhois情報公開代行サービスを有料で使わざるを得なくなりますし、その利用料金は毎年請求されることになります。
whois情報公開代行サービスは途中で無料に変更できる?
このお名前.comでのwhois情報公開代行サービスですが、実は最初に無料にする設定をしなくても途中で無料にすることができます。
ただし無料にするにはドメイン登録をしてから約2か月経たなければなりません。
この間は有料でwhois情報公開代行サービスを利用しない限りは、ずっと住所・氏名・電話番号・メールアドレスといった個人情報がネット上に公開され続けます。
whois情報公開で個人情報を晒され続けることに対する対策
whois情報公開代行サービスにはあくまでお金をかけたくはなく、無料で使えられるようになるまで待つのであれば2か月間かかりますが、この2か月間ずっと個人情報が公開され続けるのが耐えられないという場合には、「ドメインwhois情報変更」を行うと良いでしょう。
これは氏名こそ変更できないものの、その他の項目である住所や電話番号などは変更できないので、名前が余程珍しいものでなければこれを変更することである程度ごまかすことができます。
その他対策としては他社のドメインに移管する方法もありますが、この場合は移管費用がかかりますし、移管するためにはドメインの有効期限が15日以上あって、移管元レジストラでドメイン登録後60日以降という条件を満たしていなければなりません。
またドメインごと廃止するという方法もありますが、廃止手続きにはネット上では完結せず、わざわざ郵送で申請書をおくらなければならなかったり、手続きが終わるまでに最長2か月かかるので、あえて対策としてこの方法を選ぶメリットもあまりありません。
まとめ
という訳でお名前.comでは、最初にwhois情報公開代行サービスを有効化していなくても、2ヶ月後に無料で有効化でき、しかもこの間名前やメールアドレス以外の個人情報(住所や電話番号)は変更できます。
「2か月間個人情報が晒され続けるのはどうしても勘弁してほしい」というのであれば、少し面倒ですがドメイン移管やドメインの廃止手続きを行うと良いでしょう。
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