今回はe-taxでの確定申告に必要な書類を作るためのソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」の簡単な使い方(確定申告書の作成方法)について紹介していきます。
目次
まずは新規会員登録から
まずは「マネーフォワードクラウド会計・確定申告」で新規会員登録を行っていきます。
メールアドレス、氏名などを入力して、下の「以下の同意して利用を開始する」をクリックします。
この画面で普段よく使っている金融機関にチェックをいれておけば、あとで連携データ登録が楽になります。(特になければ下の「スキップする」をクリックしてOKです)
登録したメールアドレス宛にマネーフォワードクラウド会計・確定申告からメールがくるので、その本文中にあるURLをクリックします。
これでメール認証が完了し、マネーフォワード クラウド確定申告の新規登録が完了しました。
事業所登録を行う
確定申告書類を作成するにあたり、まずは事業所登録を行います。
画面上部にある初期設定の項目の中から「事業所の登録」をクリックします。
事業所の登録画面では下記の項目における情報を登録します。
- 事業所の名称
- 事業所のメインの業種
- 事業所の申告区分(青色申告or白色申告)
- 事業収入や不動産収入
- 消費税の申告方法の設定
STEP1.事業所の名称の入力
事業所名を入力します。フリーランスである場合は「個人事業主」でも構いません。
STEP2.事業所のメインの業種の選択
主に行っている業務の業種を選択します。
アバウトでもOKです。
STEP3.事業所の申告区分の選択
青色申告か白色申告にするかを選びます。
基本的には青色申告を選ぶと良いでしょう。
ちなみに青色申告する際は事前に税務署の方に届け出を出しておく必要があります。
詳しくは下記のページで説明しています。

STEP4.事業収入や不動産収入の選択
収入の内容が事業収入だけなら「一般」、不動産収入である場合は「不動産」、事業収入と不動産収入の両方ある場合は「一般・不動産」とそれぞれ選択します。
STEP5.消費税の申告方法の設定
フリーランスだと課税売上高1,000万円以下である場合は、「免税業者」でOKです。
すべての項目の入力を終えたら、「保存して、次の設定に移動する」をクリックします。
連携データの登録
事業所の登録画面から「保存して、次の設定に移動する」をクリックすると連携データの登録画面に移ります。
まずは「連携データの登録ページに移動する」をクリックします。
普段利用する機会の多い、銀行やクレジットカードなどの金融機関を検索します。
パスワードなどを入力して「連携登録」を行います。(楽天銀行の場合はユーザIDとログインパスワードを入力します)
更に楽天銀行の場合は「支店番号」「口座番号」「合言葉」の追加認証の入力が必要になります。(合言葉に関しては事前に楽天銀行側で設定しておく必要があります)
無事に連携登録されたら、取得状態の欄が「正常」が表示されます。
その他良く使う金融機関も連携登録していくと良いでしょう。
仕訳登録方法
連携データの登録が終われば、実際に仕訳登録を行っていきます。
仕分登録画面はページ上部にある初期設定の項目の中の「連携データの仕分登録」をクリック後、「連携データから入力ページに移動する」をクリックすることでアクセスできます。
まずは仕訳する取引を選んでから、勘定項目で適切なものを選択します。
この取引はスマホ料金の引き落としです。
スマホ代に関しては経費としてカウントできるので、勘定項目では「経費」の中から「通信費」を選択します。
あとは右横の「登録」ボタンを押せば、仕訳完了となります。
このようにして取引内容が事業の収入の振込であった場合は、勘定項目で「売上高」を選択して「登録」をクリック、仕事上必要なものを購入した場合で経費として落としたいのであれば勘定項目で「経費」の中から「消耗品費」を選択して「登録」をクリック・・・といったように仕訳していくだけでOKです。
特別な知識がなくても簡単にできるでしょう。
仕訳の確認
仕訳登録が終わったら、実際にその登録内容が正しいかどうかチェックしてみましょう。
仕訳を確認するには、まず画面上部にあるメニューの「仕訳の確認」の項目の中の「登録内容の確認」をクリックしてから、クリック後のページにある「仕訳帳に移動する」をクリックすると確認できます。
確定申告書の作成
仕訳の登録内容が正しいことを確認したら、最後に確定申告を行うための確定申告書の作成を行います。
確定申告書を作成するには、まず画面上部にあるメニューの「確定申告の手順」をクリック後のページにある「確定申告書作成ページへ移動する」をクリックします。
左メニューの「決算・申告」から「確定申告書」を選択してもOKです。
確定申告書作成の際はこのように5つの項目があり、それぞれで控除金額を入力していきます。
確定申告書の簡単な作り方
確定申告書類作成の際は
- 基本事項
- 収入・所得
- 所得から差し引かれる金額
- 税金の計算
- 決算書入力(一般用)
の5つの項目がありますがこの中で入力必須なのは、「基本事項」の「【確定申告書B】 第一表 基本情報の編集」と、「決算書入力(一般用)」の「基本事項の編集」の項目のみです。
この項目さえ埋めればとりあえずとりあえず確定申告は可能であり、実際に確定申告できたので、手っ取り早く済ませたい場合は、この2つの項目を入力すると良いでしょう。
私の場合は収入から源泉徴収が引かれていたので、還付を受けるためその分も併せて記入しました。
ちなみに源泉徴収の記入欄は画面上部のメニューの「収入・所得」から、「【確定申告書B】 第二表 所得の内訳(所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額)の編集」の項目で入力できます。
その他の項目でも細かく控除金額を入力していくと、納税額を減らすことができるでしょう。
入力が終われば画面右上にある「申告書印刷(PDF)・e-tax出力」をクリックして、印刷なら税務署に送るか直接持参し、e-tax出力ならばe-taxソフトで確定申告手続きを済ませると良いでしょう。
ちなみにマネーフォワードクラウド確定申告で作成した確定申告書をe-taxで確定申告する方法については、下記のページで紹介しています。

まとめ
マネーフォワードクラウド確定申告を使えば、このように簡単に確定申告書類を作成することができます。
またe-taxで確定申告すれば、始めの事前準備さえ行えば以後楽に行えるので、e-taxで確定申告するのがおすすめです。
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