パソコンを処分するときに、個人情報が漏れないようにするためにその中にあるデータを完全に消去しておきたいですよね?
今回は簡単にできるパソコン廃棄時のデータ消去方法について紹介していきたいと思います。
目次
簡単にできるパソコン廃棄時のデータ消去方法
簡単にできるパソコン廃棄時のデータ消去方法としては、主に以下の方法があります。
- パソコンのハードディスクだけを取り出す
- Windows 10のCipherコマンドを使う
- データ消去ソフトを使う
- ハードディスクを物理的に破壊する
パソコンのハードディスクだけを取り出す
最も簡単で確実です。
この方法であれば、新しいパソコンにそのハードディスクを換装させることで、前のパソコンのデータも引き続きそのまま使えて便利です。
やり方はドライバーなどを使いパソコンを分解して、パソコンの記憶領域であるハードディスクを取り出すだけ。
ただ古いノートPCや小型のものだと、分解してハードディスクを取り出すのが難しかったりするので注意が必要です。
新しいパソコンに元のハードディスクを換装する際の注意点
新しいパソコンに元のハードディスクを換装する際は、ドライバの互換性やライセンス種類の相違などの問題により、新しいパソコンで使えないといった可能性もあります。
ただ「AOMEI Backupper」などのバックアップ&復元ソフトを使えば、問題なく新パソコンで元のハードディスクを使えるようになります。
Windows10のCipherコマンドを使う
Windows10であれば、Cipherコマンドを使うことでデータ復元ツールでもファイルが復元されることなく、簡単に完全にデータ消去することができます。
この方法であれば、ハードディスク並びにそれが入っているパソコンを買取したり、オークションなどで安全にやり取りすることができるようになります。
やり方としては、主に下記の手順で行います。
- まずハードディスクのデータをすべて消去する
- スタートボタンをクリック
- 「Windows システムツール」から「コマンドプロンプト」を選択
- Cドライブのデータを完全消去する場合は「cipher /w:c:」と入力
Windows10の場合は、これでハードディスクのデータを完全に消去することができます。
データ消去ソフトを使う
Windows10が使えないような場合や、上記コマンドのやり方が良く分からないのであれば、簡単にできるデータ消去ソフトを使うのも手です。
この場合もハードディスクに損傷などを行わずにデータの完全消去ができるので、買取や譲渡も安心して行えます。
ただしデータ消去ソフトといっても有料のものから無料なものまであり、無料のものだと完全に消去できないこともあるので注意が必要です。
また対応しているOSも違っていたりするので、選び方に気を付ける必要があります。
ただその中でも「ジャングル 完全ハードディスク抹消17」や「ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版」辺りであれば、データ消去レベルが高く確実にデータ消去できることが期待されるのでおすすめです。
ハードディスクを物理的に破壊する
ハードディスクの円盤部分をトンカチなどの鈍器で物理的に破壊することでも、完全にデータ消去することが可能です。
ただハードディスクの中にはケースが頑丈だったりして破壊するのが難しいものもあります。
またSSDの場合は複数のチップが配置されており、これらすべてを破壊しなければなりません。
このようにハードディスクを物理的に破壊するのが難しいと思われる場合は、専門業者に依頼する方が安全確実です。
ただ物理破壊してしまうと、データの復元はもちろんハードディスクとして一切使えなくなるので、その点には注意が必要です。
初期化では完全にデータ消去できないので注意!
パソコンを完全にデータ消去するのであれば、一見すると初期化・クリーンインストールが良いと思われます。
しかしこの場合はデータの復元が可能になってしまうので、悪意のある者に渡ってしまった場合はデータを復元されてしまい個人情報を悪用されてしまうことにもなり兼ねません。
そのため初期化によりデータを全て消去したからといって、買取やオークションに出したり、他人に譲渡するのは基本的に控えておきましょう。
ハードディスク・パソコンを水に浸ければデータ消去できる?
巷ではハードディスクやパソコンそのものを水に浸けることでデータ消去できるとも言われています。
ただこれは復元させられる可能性が考えらるため、データ消去方法として安全とは言えません。
そのため個人情報の漏洩を避けたいのであれば、うえで紹介した方法で行うと良いでしょう。
まとめ
以上簡単にできるパソコン廃棄時のデータ消去方法について紹介していきました。
ハードディスクは自体は新しいパソコンでも使えるので、とりあえずこれだけ取り出して保管しておくのが最も簡単で確実なのでおすすめです。
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